多摩市のダンススクール DANCE STUDIO 4 LIKES

  • ブログ
  • 4LIKES BLOG

4LIKES WEAR

TERUYA

こんにちは
4LIKESオーナーのTERUYAです。
最近オーナーとは名ばかりで用務員化してることに薄々気付いていますw

つい先日4LIKES WEAR企画の第二弾
スウェットパーカー&パンツのセットアップをリリースさせて頂きました。
カラーは悩んだ末(気分ですw)1色追加のネイビー、カーキの2色展開となっています。
いい感じに仕上がっているので
気になる方は是非checkしてみて下さい。

…ということで、今回はダンサーとファッションの話しをさせて頂こうと思います。
自分がダンスを始めた頃、日本のダンサー(語尾が上がる方ですね、ストリートやクラブダンサーを指すのかと思います)は…N.YやL.Aの有名ダンサーに大きな影響を受けていました。

MTVに流れるアーティストのP.V、LIVE映像、ダンスカルチャーの特集番組、EVENTでのSHOW CASE、等が録画されたVHSテープをレコード屋の隅っこやHIPHIOPブランドを扱うSHOPから手に入れ、何度も巻き戻し、テープが痛み画面がザーザーなるまで観ていたものですw
画面に映る有名ダンサー達はダンスはもちろんのことながら、皆がこだわりあるお洒落であり、とても憧れたものです。
凄いダンサーはオシャレでなきゃいけないとハッキリと認識出来ました。

自分がダンス始めて1〜2年経った頃かな?1992年HIPHIOP Musicの流行りが変わっていく頃〜ファッションの流れも変わります。当時のHIPHIOPシーンで流行ったブランドやアイテムはN.Yのダンサー達のコミュニティから生まれました。特に日本のダンサー達は情報を仕入れ、皆が真似していたものです。
この頃「ダンサーと言えば…」という定番のコーディネートが出来上がっていきました。

サーファー、スケーター、バンドマン、ダンサー…その頃の10代〜20代の男性は何かしらのカルチャーに夢中になり目標となる存在を海外に持ち一挙手一投足、敏感に反応していました。
そして其々のカルチャーに基づいたファッションに身を包み、街中に溶け込んでいました。
ダンサーと言えば…の例を簡単にあげれば
ドレッドヘアにPOLO Ralph LaulenのトップスにGUESSやGIRBAUDのパンツにTimberlandのイエローヌバックブーツみたいな…
懐かしいですw
流行ったブランドは数多かった中で、特にRalph Laulenは91年にベア、92年にstudium、93年にRRL、と次々にシリーズをリリースし勢いがありました。
皆が探し回ったのを思い出します。
以降も…その時代ごとにダンサー達のファッションは海外のダンサーやHIPHIOP.R&Bのアーティストのコーディネートに敏感に反応しながら形を変えて来たと思います。

ただ…気のせいなのか…自分の感覚でなんですが…近年ダンサーの多くがファッションへの興味を失いつつあるように見えています。
色々と原因を挙げるとキリが無いのですが…
ストリートダンスのスーパースターとなる海外のダンサーは存在するとは思うのですが…世界規模でのダンス人口の増加で、昔ほどインパクトある存在はいないかと思います。
また…ストリートダンスカルチャーとは根源が違う、ダンススタイルがJAZZダンサーを中心にN.YやL.Aでビジネスを目的にストリートダンスシーンに参入してきました。HIPHIOPやR&BアーティストのP.Vに出演するようになり、HIPHIOPの名にあやかるようにジャンル名を元々のジャンル名の後ろに付け、何々〜HIPHIOPと呼ぶようになりました…それが進むにつれ本来のストリートダンスカルチャーとの境界線が曖昧になったのが原因の1つだと考えます。
元々ファッションまで含めるストリートダンスのカルチャーとは違い、凄くシンプルないわゆる一般の方と変わらないコーディネイトをしてるので、成功する前のダンサーを夢見るコ達は、学生だったり、バイト等で稼ぐ少ない予算で手に入るファストファッションに流され…「踊れればいい…」という考えに染まっていってしまったかと思います。
ファッション性まで追求する必要性があるストリートダンスカルチャーを敬遠する人も増えたのも事実かと思います。
残念ながらこの時代ファッション性が失われていくのが必然なのかも知れないです。

もう一つ挙げれば…カルチャーであったはずのダンスシーンは目立つ格好をするわけなので、社会からいつまでも不良扱いを受けていました。もちろん…一部の人間が社会的にはNGな行動を取ってしまったことも原因にあるかと思います。ただ純粋にダンスを愛する人間も沢山いて、そんなダンサー達が社会においての居場所を作る為に必要だったのが、スポーツ化です。全てとは言いませんが…確かに寄っていってしまいました。
もちろん…それと共に野球やサッカーと一緒で手を出しやすく、ライトなユーザーが増え…
もちろんカルチャーを追求するわけでなく、フィットネス感覚であるわけなので、ここでもファッション性からは遠ざかる切っ掛けとなってしまったと言えるかと思います。

得るものもあれば…失うものもとても大きかったのではないでしょうか…
まだまだ理由は沢山あると思いますが…キリが無いのでこの辺で…

今でも人生の大半の時間を使いカルチャーを追求することを楽しんでいる自分としては…そんな寂しい流れを少しでも食い止めたい思いがあるかもしれないです。
だって…折角努力して身につける技術で踊るのに…ダサい格好なんて…勿体ないじゃないですか…涙

今まで幾度も海外に渡り、触れてきた本物のダンスカルチャーを少しでも伝えたく、様々なキャリアにてインプットしたコトを、出会えた皆様にアウトプットし、楽しんで頂く場所として作ったのがDANCE STUDIO 4LIKESなわけです。

一応…
ファッションにおいての自分のキャリアを述べておくと…
何でも興味持つと極めたがる性格でして…汗

20代の前半頃…いわゆる食えない頃はダンサーとして幾つものブランドがスポンサーに付いて頂き助けられていました。
同時期に誘われアパレルSHOPの定員をしていました。
そこで引き抜きに遭い…
某ブランドの企画&生産管理を経験し、
そこでお声を掛けて頂き、
某アーティストのP.Vでスタイリストを経験しました。
以降1、2年ほど雑誌やT.Vでアーティストやタレントに付いて仕事をさせて頂きましたが…段々と忙しくなり、ダンスを踊る時間の確保が難しくなっていった為、スタイリストとしての仕事はキッパリ辞めさせて頂き…また別のブランドを某アーティストの方と一緒に立ち上げました。
一応のキャリアはある気がします。
でも…単にファッションが好きなだけです。
今でも…ハイブランドから古着に至るまでチェックは欠かさないですが…フリークとしてですw
「これから…何が来る?」って同じくファッション好きな昔からの友人である某有名セレクトSHOP経営者の方とかと盛り上がったりしてますw

これから…ダンサーが何を着れば…
イヤ…広すぎる…
4LIKES会員の方々がこれを着たらカッコイイんじゃないか?を自分達なりに発進して行こうと、なるべく安価でお届けする為に調べあげ…
4LIKESスタッフ&遠くオランダに住むデザイナーの友人と…夜な夜なミーティングしてますw

今後共…
DANCE STUDIO 4LIKESと
共に
4LIKES WEAR企画もお楽しみ頂けたら幸いです。

それでは…また